脊髄損傷者友の会のタイトル

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脊髄損傷者・車椅子使用者の生活について

 

 
   在   宅   で   の   生   活   &   注   意   点  
     
  *生活リズムの確立  

施設・病院では決められた規則の中での生活の為規則正しい生活を送っていた事と思います。

しかし、在宅では規則は皆さんが作る事になります。

と言う事は食事時間、就寝時間等全てに於いての時間に制約はありません。自由な時間に好きな物を食べる事が出来る。

ある意味    入院・入所時期=規則正しい生活   ・    退院・退所後=不規則な生活

となります。不規則な生活を送るとなると、身体にどの様な変化が生じるか。大きく2つ挙げられると思います。

 
@体重増加

病院・施設で提供される食事はカロリーが制限されていた事でしょう。

(一般成人男性平均2500カロリーに対し 通常病院一般食では1800カロリー・リハビリ施設等2000カロリー平均)

と言う訳で在宅に戻るとある意味、暴飲暴食もする事もあるでしょうし、カロリーの事を考えずに摂取しますし、

食事時間も様々です。そうなると必然的に体重増加に繋がって来ます。

我々脊損の8割〜9割方が体重増加となります。体重増加が基因して縟瘡(床ずれ)となる事に要注意です。

A排泄コントロールの変調

入院中は排泄コントロールが確立出来ていた事と思います。規則正しい生活で制御されていたコントロールも

不規則なコントロールでは変調を起こしてしまいます。薬でも排泄出来なかったり、時期がずれて排泄が出る場合が有ります。

所謂、失便です。失便は我々脊損者にはもっとも悩ましい問題点であり、解決には人それぞれ相違があります。

失便の基因する事(何か違う事をしたか?食事の量・摂取した食事内容?食物繊維?等)を探り、繰り返さない事です。

そしてしっかり在宅での排泄コントロールを確立して行きましょう。(排泄コントロールは十人十色です。)

         
  *医療機関の確立  

 入院中に何か身体的変調があった場合は医療関係者がすぐ対応してくれていた事ですが、在宅では医療関係者が即対応

と言う訳には行きません。故に体調不調時の対応として医療機関の確立が必要となります。

 
@泌尿器科

脊髄損傷の合併症の1つである「膀胱直腸障害」による「急性腎盂腎炎」を発症する事があります。所謂「尿路感染」です。

排尿の方法として*自己導尿*留置カテーテル等により感染で急な発熱を発症し、医療機関にて点滴を受ける事になります。

(夜間救急対応) 尿路感染の疑い等で高熱の場合

@自身が脊髄損傷の車椅子使用者である事を伝える A尿路感染の疑いがある旨を伝える

B掛りつけの病院名を伝える                          以上の旨を先に伝えると比較的スムーズになります。

Aリハビリテーション科 下剤等の服薬を長期に処方してくれる事。又、定期的に身体的管理の受診に関して必要となります。
 
 

 

 

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