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脊髄損傷者・車椅子使用者の生活について

 

 
   職    場   で   の   生   活   &   注   意   点  
     
 

 

車椅子で就労する事となります。現在は従業員数50名以上の企業の障害者の法定雇用率が2.0%と引き上げられています。

まずは障害者の就労の現状をお伝え致します。

 

 
  ◎障害者雇用企業形態

 

@特例子会社 A地方自治体等公的機関系 B福祉施設系 C病院系 D一般企業 E他

 

 
   ◎障害者雇用の現状

 

 *法定雇用率とは障害者全体(知的・精神・身体)含め全ての障害者を雇用する事となっているが、雇用者の障害を詳しく分けてみると

  (車椅子使用者以外)が多くを占めているのが現状である。

  何故、車椅子使用者の雇用が低いのか。

  理由として1つ挙げられるのは、企業内での車椅子での社内環境(トイレ・車椅子動線・幅員等)が整備されていない事である。

 

 
 

 

 以下の内容は上記雇用企業形態の中で障害者の働き口の受け皿は@〜Cの企業はまだまだ少ないのが現状です。

その中でも働き口の受け皿が大きなDの一般企業における就職・就労に関わる現状・注意点をお伝え致します。

 

 
   ◎車椅子使用者の職場の現状

 

@就職面接時に障害者枠で雇用されたにも関わらず配属部署で、障害の配慮がされないケースが多い。

A障害者枠で、ジョブコーチ(事業所や当該障害者に対して職場適応に関するきめ細かな支援をする事)を受けても生活面での対応が無い

B障害と言うハードルが高く、職場で理解されていない同僚が多く、接する機会が少ない。

 

 
  ◎車椅子使用者の職場の注意点

 

 一般企業にて就職・勤務するにあたり、殆どの場合我慢の連続ではありますが、給料をもらう事を考えると障害・車椅子と言う事では

甘えてはいられません。(要は車椅子使用者でも一般従業員と一緒だからです)障害と言う自分の身体は自分が良く知っている事です。

まずは、勤務時間帯優先に生活スタイルを変え、勤務先の制度(フレックスタイム等)を十分に活用した上で、

次記注意点を参考にした上で、快適に勤務してスキルアップしていきましょう。

@業務を人に頼らずにまずは工夫して見ましょう。車椅子での動きを少なくする為に自分の廻りを使い易く工夫してみましょう。

 最終的に、どうしてもだめな場合は同僚に相談してみましょう。

A我々勤務中で一番困るのは、何といっても「排泄」の問題です。業務形態に合わせて排泄コントロールを調整する事は必須です。

 時には配属先の上司・同僚に身体的な状況を伝える事も必要です。

B障害者・車椅子使用者は十人十色でまだまだ理解出来ていない人が多いのも事実です。正直な所、同僚は声を掛け辛いものです。

 であれば、逆にこちらから腹を割って接してみる事も大事です。

 実際に行動を共にする事・接する事で「障害」の壁を取り除く事が出来、快適な職場環境を作る事が出来ます

C車椅子での就労は通勤時間含めかなりの体力を必要とします。「給料を頂く」視点からすると疲れたから休むなんて事は社会人としては

 許される行為ではありません。自身の体調をしっかりコントロールして体力維持に努めて行きましょう。

 

 
   (脊髄損傷者友の会代表者 一般企業勤務経験元に)  
 

 

 

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