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脊髄損傷者・車椅子使用者の生活について

 

 
   地   域   で   の   生   活   &   注   意   点  
     
 

 

地域で生活する上で、3つのバリアが存在すると考えられます。その3つのバリアを上手くクリアして生活して行きましょう。

ではその3つのバリアとは?

 

 
  @物理的バリア

 

*最近の街づくりはユニバーサルデザイン(UD)の影響で車椅子でも利用し易くなっています。しかし、中途障害を負って今まで利用出来ていた飲食店も

  段差があったり、車椅子で通れない幅であったりと言う物理的バリアにまだまだ多く遭遇するのも現実です。突然訪問して物理的バリアに遭遇して

  入れなかったりして寂しい思いをするケースがあります。そんな思いをしない様に事前にお店に確認をしてみる事です。

  飲食店の場合は車椅子のままテーブルに着ける様に「固定式の椅子では無く、移動可能な椅子のテーブル席の有無」を確認する事もお忘れなく。

  我々の楽しい外出には必ず事前調査が必須となります。

 

 
  A情報のバリア

 

*車椅子での外出で困る事と言えば◎トイレの所在◎店内への入室 になります。その問題点の軽減方法としてインターネットでの情報収集が主流です。

 検索方法として「車椅子で入店できるお店」等様々な検索方法があります。利用出来る店舗としては少ないのが現状です。

 故に「車椅子で入店可能な場所」「車椅子で利用可能なトイレ」の所在は確認しておきましょう。

 

 
  B心・視線のバリア

 

*ここ最近、全ての人が使えると言う考え所謂「ユニバーサルデザイン=UD」のおかげで、全てに於いて車椅子でも使い易くなってきました。

 が、そのUDになった事で反面『使い辛くなってまった=全ての人が使える事でそのしか使えない人達が待たされる事が多くなった』

 悲しい現実が、車椅子使用者始めとした真の困った人達に対し起きているもの事実です。その代表的な箇所が多目的トイレ・障害者用駐車場となります。

 不正利用を指摘する事・正す事も大事ですが、まずは自分の身を守る事が大事と思います。障害者用駐車場はともかく、トイレに関しては生理的身体的

 問題でありますから。故に、早め早めの対応して自身を守って行きましょう。

 

 
   

◎障害者駐車場

(車椅子用駐車場)

 

(埼玉県内障害者駐車場)

 

 『注意点』

*障害者駐車場(車椅子用駐車場)は不正利用が多いのが現状です。

 自身で車を運転される脊損者はその場合駐車区画の一番端に駐車し、

 車椅子の出し入れスペースを確保しましょう。

 最悪の場合は駐車区画を2区画使用する事も有りです。

 (その場合は車椅子使用者の表示を忘れずに)

*スロープ装着車は地下駐車場の場合車高を十分確認しましょう。

  車種によっては入庫出来ない場合があります。

*スロープ装着車の駐車は駐車幅員より車両後部のスペース確保

 重点をおきましょう。

*行楽地での駐車場はコイン駐車場よりも、駐車誘導員が居る駐車場

 選びましょう。「車椅子使用者です」と伝えると、駐車場所を融通してくれます。

 

 
    ◎多目的トイレ

 

(某高速道SA多目的トイレ)

 

『注意点』

*以前は「車椅子用トイレ」と言われていましたがUDの影響からここ最近、

「みんなのトイレ」「誰でもトイレ」等の名称で全ての人達が利用出来る様になりました。

大変良いことなのですが反面、その影響で前述の通り、車椅子使用者はじめとした

真の困っている人達が利用出来ない・待たされる現象が起きています。

多目的トイレの所在は事前に確認をし、早め早めの利用を心掛けましょう。

 

 
     
 

 

 

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